文藝春秋より、畠中恵先生の『わが殿』上下巻が本日発売になります。
福井新聞をはじめとした十数紙で連載時の挿絵に引き続き、単行本版のカバーを担当しました。
畠中先生にとって初めての、史実をもとにした歴史時代小説とのことです。
幕末の越前の小藩、大野藩の藩主、土井利忠公と、
下級藩士の身ながら、殿に見出され、藩の財政の立て直しに辣腕を振るうことになる
内山七郎右衛門のお話です。
実在の歴史上の人物をモデルにしながらも、畠中先生のこれまでの作品に登場する、
愛嬌があって魅力的な登場人物たちや、抜群の読みやすさはそのままで、
ぐいぐい引き込まれること間違いなしです。
畠中作品のファンの方はもちろん、これまで読んだことのない方、また時代小説に馴染みのない方にもおすすめです。
ちなみに、
文藝春秋さんで刊行記念キャンペーンを行っており、福井のお米など特産品が当たったりするそうです。
Twitter、Facebookでは、プロモーション動画が上がっております。
そちらでも挿絵を使っていただいておりますので、ご覧いただければ幸いです。
表4、上巻は雲海にそびえる大野城、下巻は大野藩の作った西洋式帆船、大野丸です。
背景の線画はカバーを外した表紙にも使っていただきました。
各章扉には連載時の挿絵を使っていただきました。