中公文庫10月刊、早川隆先生の『幕府密命弁才船・疾渡丸(二)鹿島灘 風の吹くまま』のカバーを描きました。8月刊の第1巻から間を置かず発売の第2弾です。
諸国を旅する密命弁財船・疾渡丸に下った幕府からの新たな指令。それは急ぎ下田湊に向かい、ある船を江戸まで護衛せよというものだった。だがこの命を遂行するためには、嵐が迫る中、天下の難所と呼ばれる犬吠埼を越えねばならなかった――! (本書内容紹介より)
弁才船の操船技術や航路についての知識が全編に散りばめられ、しかもそれがストーリーの展開に自然に生かされていてとても読み応えがあります。

